工場で稼ぎたいなら「クレーンの資格」をゲットしよう!

工場で稼ぎたいなら「クレーンの資格」をゲットしよう!

巨大な荷物や鉄材などを軽々と運ぶ『クレーン』。
リフトと並び、工場に無くてはならない運搬機械です。
操作には資格が必要であるものの、結構カンタンとのウワサ。
取得すれば一生仕事には困らないかも!?
そんなクレーンの資格をご紹介しましょう!

工場では天井クレーン、外では移動式クレーンが大活躍!

工場内での運搬といえば、真っ先に「フォークリフト」を思い浮かべることでしょう。ですが、工場では数トンもの重量の材料を扱う場合も多くあり、フォークリフトには文字通り「荷が重い」状況も。
そんなときこそ『クレーン』の出番です。リフトでは歯が立たない荷物もヒョイと運ぶその姿は、まさしく工場運搬の守護神。工場はもちろん、建築現場や工事現場、さらには災害地など非常に多くの場所で活躍しています。そのクレーンを動かす技術者も、やはり様々な現場で重宝される存在。職場が豊富なのに加え、なかなかのお給料を稼ぎ出す方も大勢いらっしゃるんです。

さて、そんなオイシイお仕事のクレーン操作。「誰もがやってOK」というワケではなく、操作するには資格が必要です。また、クレーンには様々な種類があり、資格の種類も同じく様々。自分がどういった現場で働きたいのか、自分に必要な資格はどれかをしっかり見定めてから、取得に挑戦しましょう。

まずは数あるクレーンの種類をバシっとおさえてから、資格のジャンルを見ていきましょう。

クレーンの種類を大きく分けたのが上の表(一般社団法人日本クレーン協会のWebサイトより抜粋)。ざっくりと8種類あり、駆動方式や操作方法の違いなどで、さらに細分化。同協会のWebサイトでは、80以上にも分類されています!

もちろん、すべてを理解しておく必要はありません。工場で主に使われているのは「天井クレーン」です。また、表では「その他」に分類されているであろう「移動式クレーン」も、覚えておいて損はない種類ですね。

天井クレーン

画像は「株式会社 キトー」の製品カタログより抜粋。
建築物内部の壁から対面の壁に、渡すように取り付けられたレール(ランウェイ)を走行するクレーンのことを指しています。天井付近でクレーンが動きまわり、フックが下りてくる様子から、その名が付けられました。UFOキャッチャーやクレーンゲームを思い浮かべてもらえれば分かりやすいですね。

移動式クレーン

その名の通り「不特定の場所へ移動できる」クレーンのこと。トラックの荷台に簡易のクレーンが取り付けられたものから、無限軌道車の上側がまるごとクレーンになったものまで、種類は様々です。
画像は「豊田自動車株式会社」の「トヨエースカーゴ クレーン付トラック」。

さて、この2種類は同じ「クレーン」であるものの、必要とされる資格が異なります。また、天井クレーンであっても、運ぶ荷物によっても必要資格が変わってしまいます
次は、ちょっとだけ分かりにくいクレーンの資格を紹介していきましょう。

運ぶ重量によって必要な資格も変わる!

まずは「天井クレーン」を操作する場合から。吊り上げる荷物の総重量や、荷物とともに操縦者が移動するかどうかで取得すべき資格が変わってきます。

図は一般社団法人日本クレーン協会のWebサイトより抜粋しました。

簡単に解説すれば・・・

◎吊り上げ重量5トン未満

クレーン特別教育

◎吊り上げ重量5トン未満で荷物と共に移動『する』

床上操作式クレーン技能講習

◎吊り上げ重量5トン未満で荷物と共に移動『しない』

クレーン運転士免許

図中の「デリック」というのは、ワイヤーを使って操作をするクレーンの一種。日本ではどんどん設置数が減少しており、工場メインで働く場合は当クレーンの操作資格はさほど重要ではありません。持っておけば「いざという時」に役立つかもしれないという程度です。
「床上運転式」と「床上操作式」の違いは、荷物と一緒に操縦者がどの程度移動するかです。大きく移動するのが床上操作式、少ない範囲で済むのが床上運転式と覚えておいてください。

では、「移動式クレーン」の資格はというと・・・

◎吊り上げ重量5トン未満

小型移動式クレーン技能講習

◎吊り上げ重量5トン以上

移動式クレーン運転士免許

に分かれています。トラックにクレーンを装着したモデルなどは、車両に対応した運転免許なども必要ですので注意してください。

また、クレーンのフックに荷物を取り付けるには「玉掛け」の資格が必要な場合があります。クレーン資格と一緒に取得しておくと、仕事の幅が広がること間違いありません!

クレーンの資格は「学科試験」と「実技試験」があり、難易度としては「さほど難しくない」という意見をよく聞きます。
収入のアップや今後の仕事の幅を広げるのにも役立つ「クレーンの資格」。工場で働くなら、ぜひ挑戦してみてくださいね!

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