みんなの安全を守る機械のスペシャリスト!「保全/保守」のお仕事!

みんなの安全を守る機械のスペシャリスト!「保全/保守」のお仕事!

工場の安全を守るスペシャリスト集団。
それが「保全」や「保守」の担当者です。
工場で扱う機械が不具合なく動くのも彼らが居るからこそ!
縁の下の力持ち、そのお仕事を少しだけ覗いてみましょう。

壊れる前も壊れたときも『保全/保守』が大活躍!

様々な機械や設備が稼働している工場。それは1日中どころか、24時間&365日間、動いている場合も珍しくありません。機械が故障してしまえば、作業が遅れてしまうばかりか、労働者が危険さらされる場合も
工場、そして働く人たちの利益と安全を守るのが、機械の『保全』『保守』を担当する技術者の方々です

この保全や保守は「高度な知識や技術が必要」なお仕事で、その分お給料もかなりのもの。派遣社員として勤務する場合でも、時給2000円以上は当たり前。「知識や経験をお金に換えられる」お仕事の代表的なものでしょう。
「そんなに稼げるなら、自分もやってみたい!」。そう思うのも当たり前のこと。では、実際にどういった仕事内容なのか、紹介していきましょう。

「保全」と「保守」、作業内容は「ほぼ同じ」と考えて問題ありません。どちらも「機械が故障しないようにメンテナンスをしたり、故障した場合の修理を担当する」お仕事です。

機械が故障しないようにメンテナンスすることを「予防保全」と呼びます。具体的な業務内容は「機械に使われている部品の損耗のチェックや交換」「耐久期間が経過した部品の確認と交換」など。現在、不具合なく動作している機械の状態を維持し、「不具合が発生する前にその原因を取り除く」のが目的です。

一方、故障の修理をすることを「事後保全」と呼んでいます。機械が不調をきたしたり、故障して動作がストップしまったりした際に、その問題を迅速に解決する手腕が問われます。
まずは機械が動作するように修理するのが最優先。そして、なぜ故障してしまったのか、その原因を突き止めなければなりません。機械の部品が壊れたのか、使い方が悪かったのか、それら以外の要因かなどなど。様々な可能性からトラブルの元を見つけ出して、再発を防ぐところまでがお仕事。修理の技術はもちろん、様々な局面に対応できる知識や経験が必要とされます。

保全/保守の仕事内容は、基本的に「予防保全」と「事後保全」の繰り返しです。機械が故障してしまうのは避けられないため、その故障率を減らし、故障した場合に機械がストップしてしまう時間を可能な限り短くすることが重要です。
この仕事の難しいところは、「従業員の安全を最優先に守りながら、工場の損失も最小限に抑えなければならない」ところ。工場では機械の稼働率が損益に直結します。人を守りながら、利益も守る。一般企業の保守/保全業務では、なかなか味わえないほどの達成感が得られる職種ですよ!

扱う機械によっては資格を要する場合も!

責任が大きいものの、やりがいや稼ぎはバッチリ!経験を積めば様々な業界に挑戦もしやすいのが「保全/保守」のお仕事というもの。技術や経験が必要であるものの、実をいうと「未経験歓迎」の募集も多数(年齢制限あり)。現場で仕事をしながら技術や知識を学べるという、「職歴がなくても技術者を目指せる」魅力的な仕事でもあります。

ただし、業種や扱う機材によっては「資格」が必要な場合が。未経験からスタートする方は、各資格の取得を目指してください。お給料はもちろん各種待遇のアップのほか、転職なども有利になりますよ!

工場での保全/保守業務で活躍する資格の一部を紹介いたします。取得の参考にしてください!

機械保全技能士

何はなくとも、この資格。必須ではありませんが、工場の機械についての「保全/保守能力の高さ」を示すために持っておいて損はありません。当資格所持者に対して手当を支給する工場が多くあるほど、知名度の高い国家資格ですね
3級~1級に加え特級の4段階あり、3級と2級の合格率は高め。特に3級は「受験資格が不問」のため、誰でも取得できるチャンスがあります。工場で保全/保守の仕事に就く場合は、まずこの資格の3級を目指しましょう。

電気工事士

電気系統の設備に携わり、工事などを含む電気設備のメンテナンスをする場合は、この資格が必要です。「第一種電気工事士」と「第二種電気工事士」があり、受験は「筆記」と「実技」の2つが実施されます。第二種の合格率は高めで「しっかり勉強すれば、ちゃんと受かる」レベル。キャリアアップを目指すなら「電気主任技術者」の取得を目指しても良いでしょう。

ボイラー技士

大きな機械を動かすのに、工場では「ボイラー」を使う場合があります。その敷設はもちろん、メンテナンスをする場合にもボイラー関連の資格が必要です。ボイラーを管理するには「ボイラー技士」の資格、メンテナンスをするには「ボイラー整備士」が絶対に必要。ボイラーを扱う場合は危険物も同時に取り扱う機会が多いため、「乙種第4危険物取扱者」の資格を同時に取得する人もいます。

工場のお仕事「保全/保守」のまとめ

工場設備の保全/保守業務に就くには、相応の知識や技術、経験が必要です。ただし、20~30代前半であれば未経験者OKの募集もちらほら。大きな稼ぎにつながり、キャリアアップの道も豊富。ものづくりを陰から支える、やりがいのあるお仕事ですよ!

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