どうして「2交替は稼げる」の?勤務時間のアレコレを覚えて収入アップ!
「今月は夜勤が多かったからウハウハ」「稼ぐなら2交替の現場だよね」
こんな話を聞いたことがありませんか?
そう、「夜間に働けば儲かる」というのが一般的になっています。
どうして夜は稼げるのでしょうか。その仕組みを理解すれば、楽して高収入になれる!
…かもしれません。
勤務時間帯は実に様々、働きやすい時間帯は必ず見つかる!
「人気の日勤」「夜勤で稼げます!」
求人広告でよく見るキャッチフレーズですね。日勤・夜勤という勤務時間帯は、多くの人が知っている働き方です。
病院や工場にお勤めの方は「2交替」(2交代とも書く)もお馴染みではないでしょうか。
では「3交替」「4勤2休」はどうですか?さらに「4組3交替」ともなれば、多くの人が「なんのハナシ?」と疑問に思うかもしれません。
偉い人たちが労働者を休まず働かせようとしているためか、勤務形態は実に様々。
いつでもどこでもバッチリ働けるのが、今の世の中なんです。なんとも恐ろしい。
「しっかり稼ぎたい」と思うのであれば、まずは勤務形態を知っておかなければなりません。収入なのか、働きやすさなのか、プライベートなのか、子供との時間なのか。
あなたがどれを重視したいかで、働きやすい時間帯は変わるハズ。まずは、様々な勤務時間帯の一部を、大まかに紹介しておきます。
なお、日勤や夜勤などの呼び方は、会社によって異なる点に注意してください。
日勤・夜勤
皆さんおなじみの時間帯ですね。日勤は「昼間の仕事」、夜勤は「夜間の仕事」とされており、明確に時間を決められているわけではありません。
日勤の場合、一般企業なら
9:00~18:00
工場など製造の現場では
8:00~17:00
である場合が多いようですね。
夜勤の時間帯は
15:00~00:00
16:00~翌01:00
19:00~翌04:00
など、夕方から深夜にかけて時間設定をしている企業がほとんどです。
2交替・3交替
2交替は「一定期間ごとに日勤と夜勤が入れ替わる」。
3交替は「24時間を3つの勤務時間で網羅する」働き方です。
トヨタ自動車株式会社の募集を例に挙げると…
1直(日勤)が06:25~15:05
2直(夜勤)が16:00~0:40
拘束時間は8時間40分ですが、実働7時間40分だそうです。
この1直(日勤)、2直(夜勤)を1~2週間おきに入れ替えるのが2交替です。
3交替勤務は株式会社SUBARUの勤務体制が分かりやすいでしょう。
早番(昼勤) :06:30~15:15
遅番(前夜勤):15:15~00:00
夜勤 :21:45~06:30
これも一定期間ごとに
【早番】→【遅番】→【夜勤】→【早番】→【遅番】・・・と、
勤務する時間帯がシフトしていきます。
昼勤と夜勤の間に「遅番(前夜勤)」などと呼ばれるポジションが入り、計算上は「24時間 ÷ 3交替 = 8時間ずつの勤務」。多くの場合は、実働8時間でも休憩時間を多く取るため、拘束時間が長くなる傾向があります。
4組3交替
3交替と同じく、24時間を3つのチームで分担する勤務形態のことです。
一般的に「3交替」というと「3組3交替」を指します。その場合は、月曜日~金曜日まで24時間体制で営業して、土曜日と日曜日は休業日とする会社がほとんど。
一方、4組3交替は、1組増えたことで毎日どこかのチームがお休みとなります。24時間・365日の営業が必要な現場で採用されている働き方で、『4勤2休』などと組み合わされる場合も多くあります。
4勤2休
勤務時間ではなく、勤務日数とお休みを指す言葉です。
具体的には、4日出勤したら2日間のお休みがある勤務形態のこと。
例えば月曜日から勤務スタートとした場合
「月・火・水・木」の4日間勤務したら「金・土」が休み。次の出社は「日・月・火・水」で、お休みは「木・金」です。
月~金の5日間通して働くのがツライ!という方にうってつけ。
ただ、決まった曜日が休みでないため、家族や友人と予定を合わせにくいという問題もあります。役所などに行きやすいというのは便利ですね。
工場のほか、年中無休のテーマパークなどで採用されている働き方です。
このほか、3勤3休、4勤3休、6勤2休などもあります。
2交替が稼げるヒミツは「深夜勤務」にあり
さて、働く時間帯が分かったところで、いよいよ「夜勤が稼げる理由」についてです。
それはズバリ「深夜割増賃金」が支給されるからに、ほかなりません。
別名「深夜手当」と呼ばれるこの制度。支給条件は
『22:00~翌05:00の間に勤務する』こと(厚生労働大臣が必要であると認める場合においては23:00~翌06:00の場合もあり)。
その内容は
『通常の労働時間の賃金に25%以上の金額を加えた割増賃金がもらえる』
というものです。
基本時給が1000円の場合、深夜に働くと1000円の25%分。
つまり最低でも「250円」が上乗せされ「時給1250円」での給与計算となるわけです。
25%は最低条件であるため、会社によっては28%や30%などにしている場合も。
これに残業手当が加われば、さらに25%以上の割増賃金がプラスされます!
「2交替が儲かる」のではなく、正確には「深夜勤務などの手当で稼げる!」ということなんですね。
深夜帯勤務のコンビニなどが高時給なのは、この手当が加算されているからです。「昼間と比べて仕事内容がキツくなるから」というワケではありません。別の意味で色々キツいことがあるかもしれませんが、とりあえずは安心してください。
稼ぎたい方にとって、深夜勤務は魅力に満ちていることと思います。ですが、深夜労働については「健康を害する可能性の指摘」というマイナスな面も。深夜専門で長期間働くのは、避けるのが無難かもしれませんね。
2交替などを上手に使って、無理なくバッチリ健康的に稼いでください♪
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