期間工(期間社員)の落とし穴?勤務中に避けてほしい4つのポイント!
採用のハードルが低く、短期間で大きな稼ぎが得られる『期間工(期間社員)』。
仕事はキツいものの「一般企業より働きやすい」という意見も聞かれます。
ですが「もう少しこのままでいいか」と考えるのは危険信号。
今回は、期間工(期間社員)として働くうえでの注意点を紹介します。
最近はやりの「守秘義務契約」に要注意!
手に職がない、資格がない、経験がない、etc.
仮に社会人未経験だったとしても採用の可能性が高く、工場勤務が初めてでもバリバリ活躍!「最後の砦」でもあり「出発点」でもあり「やり直すチャンス」でもある。
そんな「ふところの深~い」お仕事が「期間工(期間社員)」というものです。
仕事はキツくても給料バッチリ、ボーナスあり、福利厚生充実、住居&光熱費は無料などなど至れり尽くせり。就職難で苦労した方、ブラック企業で頑張っていた方からすると、「天国」とまではいかないものの「なんて良い職場なんだろう」と思えるかもしれません。
今の期間工(期間社員)の「働きやすさ」は、トップクラスに優れているのですから。
福利厚生が手厚く、ガッツリ稼げる期間工(期間社員)。採用のハードルが緩い半面で、厳しい規則に縛られている場合があります。軽い気持ちの行動が、思わぬ結果を引き起こすことも。体験談を含め、注意点を紹介しましょう。
守秘義務契約を知っておこう!
期間工(期間社員)として労働契約を結ぶ際に、必ず「守秘義務契約」の書類にもサインをするはず。
この契約をカンタンに説明すると「職務中に知った製品や技術などの情報を外部に漏らさないでね!ゼッタイに!」というもの。
例えば、あなたの担当がシャーシにボディを取り付ける組付け工程だったとします。見慣れないボディが流れてきたので人に聞いてみれば、何とまだ未発表の新車とのこと。
「よし、車好きの友達に教えてあげよう」。これは100%「守秘義務契約の違反」になります。友達じゃなくて両親や兄弟ならOKか?当然、それもダメ。同じ会社に勤めている、別の部署の人であっても原則はNGです。
それほど守秘義務とは厳しいもの。SNSに掲載したり、スマホで写真や動画を撮ってアップするなんてもってのほか。
場合によっては、多額の賠償金を支払うことにもなりますよ。
本人としては雑談の流れであって、契約を違反している気持ちはないのかもしれません。ですが、契約は契約。仕事の話をする場合は、とにかく気を付けてください。
ズル休みや「バックレ」は厳禁です!
キツイ労働が続けば「休んじゃいたいなぁ」と思うのも当然のこと。「逃げてしまおうか」と考えてしまうこともあるでしょう。
休む場合は「有給休暇」を使えば問題ありません。入社から6カ月経過していれば「10日間」付与されているはず。使い切ってしまっているなら、頑張ってください。
遅刻や欠勤となってしまえば満了金の額が下がったり、場合によってはもらえなくなったりします。これは避けましょう。
絶対厳禁なのが「無断退社」、いわゆる「バックレ」です。1度でもやってしまえば、もう2度と同じ会社、および関連企業では働けないと考えておいてください。
また、同業他社はライバルであっても様々な情報を共有しています。無断退社を繰り返す人の情報を集めた「ブラックリスト」があったとしても、不思議ではありませんよね。
雇用契約を結んでいる以上、契約期間を全うするのが社会人というもの。どうしても退職したいのなら、まずは上長や現場の責任者に相談してください。理由によっては期間途中での退職を認められます。
案外やりがちな「ムダ遣い」、短期で稼いでスパッと辞めるのがオススメか
さて、次は契約とは関係ない部分で注意して欲しいポイントを紹介していきます。
本当に些細なことではありますが、ボディブローのように効いてくるものもありますので、気を付けてください。
ムダ遣いにご用心!
入社1カ月~3カ月目の収入に、きっとあなたは驚くハズ。基本的な給料に加えて、入社祝い金や赴任旅費など手当がてんこ盛り!一度に50万円を軽く超える現金が手に入ることも珍しくありません。
こうなると「欲しかったアレを買っちゃおう」という気持ちがムクムクと起き上がってくるでしょう。ここをぐっと堪えれられるか、ここが「1000万円の貯金」を作る分岐点です!
一度、大金を使ってしまうと「頑張った自分へのご褒美」という魔法の言葉によって、次から次へと欲しい物を買ってしまいがち。期間工(期間社員)は高給取りですから、欲しいものがポンポンと買えてしまうんです。
買い物はストレス解消にもなりますが、「私はお金を稼ぐために来たんだ!」と割り切って、物欲をぐっとガマンしてください。1度ガマンすれば、今度は増えていく通帳の数字に興味が移る・・・ハズ!
もちろん、「私は好きなものを好きなだけ買うために働くんだ」という方は、パーッと使ってしまってもOKです。それが目標なのですから。
「しばらくはここで良いか」は地獄の入り口!
しっかりした目標もナシに期間工(期間社員)になるのは、オススメできません。
期間工(期間社員)は採用のハードルが低く、だれでも大金を稼ぎやすい仕事であるのは確か。しかし、「知識も経験もほとんど身に付かない」というのも事実です。
「この契約が終わるから、次は違うメーカーの期間工(期間社員)に」と渡り歩いてしまうと、期間工(期間社員)以外ができなくなってしまう恐れも。
年齢を重ねたり、体を悪くしたりすれば、期間工(期間社員)として働くことが難しくなるでしょう。正社員登用の道も閉ざされます。
期間工(期間社員)は「短期間でガッツリ稼げる仕事」のほか、「今を一変させるチャンス」にもなります。
期間工(期間社員)を上手に利用して、別の仕事に繋げていく。
これが、もっともオススメできる期間工(期間社員)としての働き方かもしれませんね。
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